旅行ブログ(第1回 風光明媚 スイス旅行記)

始まりました、慶應生協職員による旅行ブログ!!

第1回目の旅行ブログは「スイス編」をお送り致します。
コロナ渦前にスイス(+とマルタ)を私と父2人で、8泊10日で旅行しました。

およその日程は以下の通りです。
1日目  成田=>フランクフルト=>チューリッヒ
2日目  リギ山ハイキング
3日目  チューリヒ=>グリンデルワルドへ移動
4日目  グリンデルワルト・ユングフラウヨッホ観光
5日目  グリンデルワルト=>ツェルマット移動
6日目  マッターホルン観光=>チューリヒ空港へ移動(=>マルタへ)
7日目~9日目 マルタ
10日目  帰国

<1日目>
まずは成田空港から出発です。通常であれば成田=>チューリッヒの航空券を予約するのですが、今回はマイレージ特典で航空券を予約した為にルートが限られ、成田からフランクフルトまでは飛行機で、フランクフルトからチューリッヒは4時間かけて列車で移動という行程となりました。



フランクフルトまでお世話になるJALの機体、フランクフルトまで約12時間の空旅です。途中、映画を見たりゲームしたりでようやくフランクフルト国際空港にほぼ定刻通りの17時前に到着しました。
ここから列車で2回乗り継いで4時間かけてチューリッヒまで大移動です。ちなみにフランクフルト空港の空港駅は、近郊行きの空港駅とICEと言われる高速列車の長距離用の空港駅の乗り場が全く違う場所にあるので注意が必要です。長距離列車用の空港駅は分かりにくい場所にあるのでたぶん初見では迷います。
ここからマンハイムとバーゼル駅で2回乗り継いでチューリッヒ中央駅まで向かいます。ユーレイルパスという乗り放題の周遊券を事前購入していましたのでそれを利用します。
列車大移動の末、ようやくチューリッヒ中央駅に22時頃に到着しました。さすがに1日目は長時間の飛行機移動+列車移動で疲れました。この日は中央駅の目の前に予約したホテルでシャワーを浴びすぐに就寝です。

<2日目>
朝早起きしてホテル朝食会場へ直行です。私がいつも経験する”海外ホテルの朝食あるある”なんですが、朝一に朝食会場にいるのは日本人が多いという事です。この日も朝食会場が7時からOPENで、7時ちょうどに行くと私たち含め3組が朝食をとっていたのですが、全員日本人でした。(ここスイスだけど???、と軽くツッコミを心の中で入れました。。。)おそらく日本人は折角海外に来たのだから、朝一で朝食をとり、少しでも長く観光に時間を費やしたいと考える国民性のようです。どの国のホテルでもかなりの確率で朝一の朝食会場は日本人が多いです。
その上この日は席に着いた時に、”コーヒーはいかがですか”と朝食スタッフの人に聞かれるのですが、日本語で聞かれたため顔を見上げると、そのスタッフの方も日本人でした。。。(苦笑)
(すみません、ホテル写真撮ってませんでした。。。)

朝食後はリギ山という観光地へハイキングを兼ねて行きます。
まずはチューリッヒ中央駅からスイス国鉄でアルトゴルダウまで約40分乗車、
そこからリギ山の山頂までケーブルカーで更に約40分掛かります。



リギ山頂駅に到着しました。ここから歩いて上に5分ほど行くと絶景が見られる展望台があります。



この日は快晴で展望台から見える景色も絶景でした。
(写真写りがあまり良くないのですが、実際はこの10倍以上綺麗な景色です。)
ここから下の湖のフィッツナウという船着き場まで約2~3時間の下りハイキングをする予定です。



こんな感じで歩いていきます。



途中ケーブルカーが横に通る道を歩きながら進んでいきます。



しかし麓の湖の船着き場まで下る予定でしたが、この後傾斜が厳しくなり、また砂利道が続いたため、一緒に行った父(70代)の脚に疲れが溜まり途中で歩くのを断念。ちょうど山頂と湖の中間くらいにある駅からケーブルカーで湖まで下ることにしました。



待っていた途中駅でケーブルカーが来ました。これで湖まで下ります。



ようやく麓の湖の町フィッツナウまで到着し、ここから船(写真)でルツェルンという都市まで乗り、さらにスイス国鉄に乗り換えてチューリヒのホテルまで戻りました。この日は、スイス観光が実質初日ということで張りきり過ぎてかなり疲労したため、夕食を食べて早めに就寝となりました。

<3日目>
3日目は、チューリッヒからスイスアルプスの有名な観光地であるユングフラウ地方のグリンデルワルトという街に2泊する為、約3時間半かけて列車で移動します。グリンデルワルドに到着後、宿で荷物を預かってもらい、午後は以下のユングフラウ地方の観光です。

~午後の行程~
グリンデルワルト=>メンリッヘン   (登山鉄道+ロープウェー)
メンリッヘン=>クライネシャデック (ハイキング)
クライネシャデック=>ユングフラウヨッホ山頂駅  (登山鉄道)
ユングフラウヨッホ山頂駅=>クライネシャデック=>グリンデルワルト (登山鉄道)



3時間半かけてチューリッヒからグリンデルワルドまで列車移動し、宿で荷物を預かってもらった後、
まずはハイキングする為にメンリッヘンという場所まで行きます。



グリンデルワルドから登山鉄道とロープウェーを乗り継いでメンリッヘンに到着しました。
(写真はメンリッヘンから見た景色)



メンリッヘンからクライネシャデックまで約1時間のハイキングをします。
ここのハイキングコースは小さい子供も歩いていましたが緩やかなハイキングコースが続きます。
この日は少し曇っていました。



途中、こんな雄大な景色を横目に見ながら進みます。
約1時間ほどでクライネシャデックに無事到着し、さらにここから登山鉄道でユングフラウヨッホ山頂駅を目指します。




クライネシャデックから登山鉄道で40分ほどで、ユングフラウヨッホ山頂駅(標高3454m!!)に到着しました。そこからエレベーターで展望台(標高3571m)に行けます。
しかし登山鉄道を降りた瞬間、富士山と同じくらいの標高だと意識したら、空気が薄く息苦しい感じが、、。
でも70代の父は全然平気だったみたいです。
(写真は展望台から見えるアレッチ氷河)

ここで今日の観光は終了です。
この後、グリンデルワルドの宿に登山鉄道で戻り、夕食を取った後就寝しました。

<4日目>
4日目は、ユングフラウ地方1日観光です。
行程は、
グリンデルワルド=>ハーダークルム展望台 (登山鉄道+ケーブルカー)
ハーダークルム展望台=>ミューレン (登山鉄道+ケーブルカー)
ミューレン=>グリンデルワルド=>フィルスト展望台 (登山鉄道+ロープウェー)
フィルスト展望台=>グリンデルワルド
という、ハードスケジュールです。

まずは、ハーダークルム展望台に向かいます。

 

(ハーダークルム展望台から見た景色)
ハーダークルム展望台に到着し30分ほど滞在した後、ミューレンに向かいます。



ミューレンにはこんな可愛らしい鉄道が走っていました。
ミューレン自体はこじんまりした山の中の小さな街で、少し街中をぶらりしてグリンデルワルドへ戻ります。
(ミューレンの街の写真を撮っていませんでした。)
この後、一旦グリンデルワルドの宿に戻り、小休憩をした後、夕方に宿近くのロープウェー乗り場からフィルスト展望台という所までロープウェーで上ります。



グリンデルワルドのロープウェー乗り場に行って、終点のフィルスト展望台まで約25分。ロープウェーに乗っている途中に急に雲行きが怪しくなってきました。そして展望台に着くころには、雷と土砂降りが、、、、。展望台も厚い雲が覆い、周辺を歩いて探索しようと思っていた思惑が見事に外されました。さらに落雷が危険という事でロープウェーも全面ストップし戻るに戻れなくなってしまい、仕方なく展望台にあるレストランで時間を潰していました。



2時間くらい経って雨も小降りになったので展望台からの写真も撮りました。
ようやく、ロープウェーが運航再開し宿に無事戻ることができました。その後、夕食を取り4日目も終了です。

<5日目>
5日目は、グリンデルワルドからマッターホルンの麓の街、ツェルマットまで約3時間の列車移動です。
マッターホルンと言えば、スイスを代表する三角の先が尖った有名な山。カレンダーでもよく見かけるあの山です。実はマッターホルンを見ることは私たちにとってリベンジでした。と言うのが約10年前両親を連れてスイスへマッターホルンを見に来たのですが、終日厚い雲に覆われ山の姿が1ミリも見えなかったのです。1度実物のマッターホルンを見たいと切に願っていた父の願いは脆くも崩れ去りました。
今回はその時のリベンジです。果たして今回はマッターホルンを見ることができたのでしょうか。ツェルマットは1泊だけの予定です。



ツェルマットに到着しましたが、小雨が降っており厚い雲に覆われてています。天気が良ければ、ツェルマットの街からもマッターホルンが見えるのですが、全く見えず。。。
到着後ツェルマットから登山鉄道に乗ってマッターホルンが目の前に見えるゴルナーグラート展望台まで行きたかったのですがこの日は断念。
ツェルマットは1泊だけで明日はスイスからマルタ共和国へ移動する為、明日お昼前の列車に乗りチューリッヒ空港へ行かなくてはなりません。
その為、明日朝の天気に賭け、明日朝一登山鉄道に乗りマッターホルンを見ることにしました。

<6日目>
6時ごろに起床しました。登山鉄道は7時発です。晴れていれば宿からも遠くにマッターホルンを眺めることができるのですが、窓からマッターホルンを見るとやはり曇で覆われていて全くその姿が見えません。


(ツェルマット・マッターホルン周辺の地図です。)
空を見上げるとかなりの雲があり、上のゴルナーグラート展望台まで上ってもマッターホルンが見えないかも、、、という一抹の不安を抱きながら、とりあえず登山鉄道でゴルナーグラート展望台まで行くことにしました。乗車中も窓からマッターホルン方向をずっと見てましたが、雲に覆われ全く見えず。。。




すると、、、!!!

登山鉄道で30分ほど上ってきて、雲の上側まで出た時、急にその姿を現したのです。
(写真は登山鉄道からの車窓です。)




ゴルナーグラート展望台に到着しました。
今日は快晴で無事リベンジを果たしました!父も、感慨ひとしおだったようです。
約30分ほどの滞在で、ツェルマットの宿に戻ります。



ホテルに戻りマッターホルンを眺めると、部屋の窓からもマッターホルンが見えていました。
さぁ、これから次の目的地であるマルタに行くため、準備をしてチューリッヒ空港へ向かいます。



列車から車窓を見ながら、約3時間半の移動です。



無事、チューリッヒ空港に到着しました。ここからマルタ共和国に移動しますが、旅行ブログ第1回目「スイス編」はここで終了です。
2回目以降の旅行ブログも順次続けていきますので、ぜひ引き続き見ていただければと思います。

最後にスイスの良い点と、もう少しだなぁと思う点を記します。このブログを参考にスイスに興味を持ってくれる人が増え、コロナ渦が収束したらぜひスイスを訪れてみたいと思う方がいらっしゃればうれしい限りです。

【スイスの良い点】
・街や山の景色、車窓がカレンダー並みに全てきれいである。
・観光立国としての自負があり景観保護やハイキングコースの整備など積極的に行っている。
・他ヨーロッパ都市と比べて総じて治安が良い、どの街もきれいである。
・鉄道網が発達しており移動しやすい。氷河特急等の観光列車も豊富である。
・片言の英語が通じ、人は親切である。(日本語は通じません。)

【スイスのもう少しだなぁと思う点】
・物価が高い =>マックのビッグマックセットで約1500円!!スイスの平均年収1千万円超!! 総じてすべてのものが日本の2倍以上すると思ってください。
・レストランの食事種類が少ない。まずくはないが、そこまでおいしくはない。
・通貨がユーロではなく、スイスフラン。=>永世中立国なのでEUに加盟せず。周辺国も周遊する場合、両替が面倒。

最後まで見ていただき、有難うございました!

【了】


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