旅行ブログ(第5回 飛んでイスラエル編 前半​)

第5回目の旅行ブログは、「飛んでイスラエル編 前半」です。11月に2泊5日という弾丸日程で中東イスラエルまで1人旅にて旅行してきました。およその日程は以下の通りです。

1日目 成田=>香港乗継ぎ=>テルアビブまで                      (機内泊)
2日目 テルアビブ着 到着後、エルサレム・テルアビブ観光  (エルサレム泊)
3日目 死海周辺観光                                                     (エルサレム泊)
4日目   テルアビブ=>香港乗継ぎ=>羽田まで                       (機内泊)
5日目 羽田帰国



11月に5連休の休みができたため、せっかくだから海外に行きたいなと考えつつも、5日間だと行けるところが限られているからと色々試行錯誤考しながら航空券を探していました。候補として東南アジアやハワイなどがありましたが、前から興味があったイスラエル行きの航空券価格やスケジュールなどが日程にマッチしたためイスラエルに行く事に決めました。イスラエルは前から行ってみたい国だったのですが、パレスチナ問題や中東問題(イスラエル対アラブ諸国)を抱えており情勢に気を使うことや、かなり厳しいテロ対策が取られている事で世界一出入国審査が厳しいといわれている国です。不安と期待が入り混じっていますがさて今回はどんな旅になるのでしょうか。

<1日目~2日目>
今回はキャセイパシフィック航空(香港乗継ぎ)で行きます。2023年3月に成田からテルアビブ直行便が飛ぶ予定ですが、それまではおそらくキャセイパシフィック航空がイスラエルまでの最短ルートだと思われます。


今回は往路は成田発、復路は羽田着です。
まずは成田=>香港の便に搭乗です。成田の搭乗ゲートには多くのお客さんが、、、これは混んでそうです。


飛行機に搭乗するとほぼ満席でした。
香港までは約5時間の空旅です。映画を見たり機内食を食べたりして香港国際空港に到着しました。


到着したのは22時頃です。夜中ですので空港内のお店はほとんど閉まっており乗客もあまりいませんでした。ここで3時間待ちです。


お店も空いてないし何もすることがないので搭乗ゲート前のベンチで時間を過ごしてましたが、どうして海外の空港はいつもあんなに冷房が効いているのかと思うくらい寒かったです。ようやく搭乗時間前になると搭乗客が集まってきました。成田搭乗時よりお客さんは圧倒的に少ないです。


搭乗してみるとやはりお客さんは少なかったです。おそらく搭乗率が30~40%程度です。それはそうと飛行機好きな私が楽しみにしてたのは、香港=>テルアビブの機材がA350-1000という現在の最新機材であるということ。やはりきれいな飛行機に乗るとテンションも上がりますね。写真のように座席の画面もきれいでタッチパネル式です。香港からテルアビブまで約12時間掛かります。




2回の機内食を食べ、映画を見たり寝ているうちに、ようやくテルアビブの街並みが見えてきました。
あと少しで着陸です。






無事にテルアビブ国際空港に、朝6時過ぎに到着しました。この後、第一関門である厳しいと噂の入国審査です。写真は撮影不可ですので入国審査の写真はありません。イスラエルに行く前に色々な人のイスラエル旅行のブログを見たりガイドブックを見たりしていたのですが、それによるとイスラエルに来た目的、何日間滞在か等の通常の質問のほかに、パスポートにイスラム教の国に行った履歴(スタンプ)があると、その国へ行った目的やどこに行ったか誰と行ったか等、かなり詳細を聞かれるとのこと。数年前にパスポートを取り直してましたが私のパスポートにはトルコとインドネシアという2つのイスラム圏の国のスタンプが残っていました。イスラエルはアラブ人やイスラム教の国と敵対しているためテロリストと繋がりがないか出入国審査で厳しく質問されるとのことで若干緊張していました。朝6時ごろに到着したため入国審査場にはあまり到着客がおらずすぐに自分の番がやってきました。まず聞かれたのは、"来た目的は?”=>"観光です"、次は"イスラエルは初めて?”=>"はい"、"何日間滞在?"=>"3日間です"と3つが終わるとパスポートを机に置きました。さぁここから質問の本番が来るのだなと身構えていると、行ってよいとのジェスチャーが。。。ヘッ???
入国審査は30秒で終わりました。聞いてたのと違う、、、と戸惑いながらも、無事入国完了です。スーツケースを受け取り、そのまま空港の外へ出ました。


空港の外へ出るとすぐに鉄道の駅があり、ここから2泊するエルサレムまで電車で移動です。電車の案内板もイスラエルの公用語であるヘブライ語ですので、全く読めません。左側に英語が書かれているのですが、エルサレムという文字が出てこないためどうしたものかと思ったのですが、よく見てみるとJLM-Navonの文字が。。。これはJerusalem(エルサレム=JLM)だと気付きました。朝7:01発の電車です。


10分くらい待つとようやく電車がやってきました。どんな電車が来るかと思っていたら、ヨーロッパでよく見る2階建て電車でした。車両はきれいです。ここからエルサレムまで約25分の乗車です。


電車からの車窓を見ても、きれいな街の予感がします。


エルサレムに到着しました。エルサレム鉄道駅は地下駅ですので、エレベータを使ってようやく地上に出ました。地上に出るとかなり寒い感じです。テルアビブの空港駅で待っていたときは暖かい気温だったのですが、ここエルサレムの気温は約10度前後。朝だから寒いのだろうと思っていたのですが、後々調べてみるとエルサレムの標高が750mくらいとかなり高くにあり、箱根の芦ノ湖が標高730mでほぼ同じ標高ですので平地より寒いことが分かりました。駅の外にはトラムも走っています。トラムに乗るとホテル近くまで行けることはわかっていたのですが、街並みを見たかったのでホテルまで約2kmを歩いていくことにしました。




トラムの線路沿いを歩いていきます。街並みはきれいで、地理的に近いこともあるのかトルコのイスタンブールに似た雰囲気だなと感じました。この後ホテルに到着しましたが、未だ朝8時前後でチェックイン前であったためとりあえずスーツケースだけをホテルへ預けて、早速今回の最大の目的の一つである近くのエルサレム旧市街を観光です。エルサレム旧市街は、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の3つの聖地が狭いエリアにあります。それが故にエルサレムにはいつも争いごとが絶えません。


ホテルから歩いて約10分でエルサレム旧市街の入口付近に到着です。


エルサレム旧市街は城壁に囲まれており、ダマスカスゲートという入口から入るため城壁横を歩いて行きます。隣はトラムの線路です。


ダマスカスゲートに来ました。ここからエルサレム旧市街に入っていきます。ここは過去にイスラム教徒とユダヤ人の争いごとが起きていることもありイスラエル兵が常駐しています。イスラエルは街中だけでなく電車やバスにもライフル銃を持ったまま乗っている兵士を多く見掛けるのですが、特に女性でも18歳になると2年間の兵役義務があるためライフル銃を持った女性兵も多く見かけます。また兵士は自宅に帰る時もライフル銃を軍に置いて帰るのではなく、有事があった際にいつでも使用できるようにライフル銃を持ったまま帰るため、街中や電車やバス等のあらゆる場所でライフル銃を持った兵士がいます。イスラエルはパレスチナ問題等の多くの政治的問題を抱えているためなのですが、日本とのあまりの文化の違いに驚きの連続です。


イスラム教徒地区を歩いて中へと進んで行きます。


旧市街をさらに進んで行くと、、、、


着きました!!ユダヤ教の聖地である「嘆きの壁」です。「嘆きの壁」は、ユダヤ教信者の聖地であったエルサレム神殿の壁で、ローマ軍に紀元前に破壊され現在はエルサレム神殿の西側の壁だけが残っているユダヤ教最大の聖地です。未だ朝9時半くらいですが、近づいていくとユダヤ教の人がお祈りしています。お祈りの場所は、男性側(左側)、女性側(右側)というように分かれてますので、左側から入って行きます。


壁近くに行くためにはキッパと呼ばれる帽子のようなものをかぶらないと入れません。ユダヤ教では頭を隠すことで神に対して謙遜を示すという意味があるようです。ケースの中にあるキッパを被って壁の近くに行きます。


嘆きの壁前にやってきました。既に多くのユダヤ教の人がお祈りをしています。
ライトアップされた壁も見てみたいので、再度明日の夜も来る予定です。


次はイスラム教の聖地「岩のドーム」に向かいます。嘆きの壁の向こう側がすぐに「岩のドーム」です。治安部隊のチェックポイントを越えて岩のドームにつながる橋の上から嘆きの壁が見えました。




「岩のドーム」に来ました。ここはイスラム教のメッカ、メディナに次ぐ第3の聖地で、預言者ムハンマドが夜の旅でメッカからエルサレムへ向かい、その後昇天した場所が岩のドーム内の巨石であるということで聖地となっています。なおこの岩のドーム屋内へはイスラム教徒しか入れないため外から見学です。


この後はキリスト教の聖地に向かうため、旧市街の道を進んで行きます。雰囲気は中東のアラブ系の街という感じです。エルサレム旧市街はこういう道が入り組んでおり、まるで映画の1シーンに出てくる迷宮のようです。


少し道に迷いましたが、Google mapで何とかキリスト教の聖地「聖墳墓教会」に到着しました。岩のドームから10分ほどです。ここ「聖墳墓教会」はキリストが十字架ではりつけにて処刑された「ゴルゴダの丘」に建つとされている教会で、処刑後のキリストが埋葬された場所で、キリストの墓がある教会です。


入口入ってすぐに聖油の石板がありました。ここは十字架からおろされたキリストの聖骸に聖油で清めたとされる場所です。信者の方が額に付けたり十字架を置いたりして、お祈りをしています。


中へ入っていくと行列が、、、


行列に並んでいたのはキリストの墓でした。この建物の中にキリストの墓があるのですが、ここに入るためかなり多くの人が並んでいました。この中は向こう側に抜けることができずに行き止まりで入口と出口が同じため、列が全然進まず1~2時間くらいかかると思い、明日夜に再度来る際に入ることにしました。

エルサレム旧市街の3宗教の聖地を見たので、とりあえず次は電車でテルアビブまで行ってテルアビブの観光です。


空港から乗ってきた電車を逆戻りし、約1時間ほどでテルアビブ市内の駅に到着しました。中東の雰囲気があるエルサレムと街の雰囲気がガラリと変わり、テルアビブはまるでアメリカの大都市のようでした。


ショッピングモールにも寄ってみましたが、至る所がアメリカのような雰囲気です。




歩くことで街の雰囲気に触れられるので、とりあえずテルアビブの街中を歩いて周りたいと思います。


イスラエルでは電動キックボードが流行っているようで、かなり多くの人が電動キックボードに乗っていました。日本でも道路交通法が改正された後に免許が不要になる予定です。今まで興味がなかったのですが、イスラエルに来てからかなり多くの人が乗っており快適そうだったため、道路法が改正したら購入しても良いかも?と思ようになりました。




この自転車道(緑色)を電動キックボードが引っ切り無しに通っていきます。




駅から3kmほど歩いてようやく海岸線に到着しました。この日は快晴で気温も25度と非常に良い観光日和です。


海岸に降りましたが、きれいな白浜、きれいな海です。




ビーチには海水浴している人も多く、テルアビブのビーチはリゾート地ですね。まるでマイアミビーチやゴールドコーストのようです。両方とも行った事はないけど、、、、。


ビル群とビーチのコントラストがきれいですね。ここだけ切り取っても中東というよりアメリカの都市のようです。既にこの時点で6km以上くらい歩いており喉がカラカラになった為、ビーチ傍の売店で350mlペットボトルのスプライトを買いました。金額は驚愕の12シュケル=約480円(1シュケル=約40円)でした。イスラエルもスイス等と並ぶほど物価が世界一高い国と言われているため覚悟をしていたものの、さすがの高さにビックリです。日本ならスーパーで3~4本買える価格です。


海外線を30分以上歩き、ここから先ほど降りた駅から2駅先の駅まで歩いて行きます。既にこの時点で約7km、2時間歩き続けています。この川沿いを歩いて行くと3kmくらいで駅に到着できる予定です。


ようやく駅に到着しました。結局歩いた距離は約10km、3時間くらい歩き続けていたためさすがに疲れました。ここからエルサレムに戻ります。


エルサレムに戻ってきました。朝よりは人通りが多くなっています。


ホテルに到着いたしました。2泊する今回のホテルは「イビススタイルズエルサレムシティセンター」です。


預けた荷物を受け取り、部屋に入り部屋から外の景色を見ると、中東っぽい建物が見えました。
既に17時くらいでしたが、今日は歩き過ぎたため1~2時間くらい昼寝をして、夜になったら起きて近くのレストランで夕飯を食べる予定でした。しかし次に起きたのが何と夜中の24時。。。1~2時間くらい寝る予定が7時間くらい寝ることに。レストランも既に閉まっているので仕方なく朝まで寝ることにしました。これで長い1日が終了です。

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