旅行ブログ(第9回 サウジアラビア旅行記  前半:首都リヤド編)

第9・10回目の旅行ブログは、「サウジアラビア編 前半:首都リヤド/後半:ジェッダ編」です。11月の5連休で初のサウジアラビア旅行へ1人で行ってきました。およその日程は以下の通りです。

1日目 羽田=>マニラ乗継ぎ=>バーレーン乗継ぎ=>リヤドまで
2日目 リヤド観光   (リヤド泊)
3日目 リヤド=>ジッダへ移動    (ジッダ泊) 
4日目   ジッダ観光   (ジッダ泊)
5日目 ジッダ=>マスカット乗継ぎ=>マニラ乗継ぎ=>羽田
6日目 早朝羽田着


今年も11月の5連休でどこに行こうかと迷っていましたが、ここ数年中東の文化や歴史に興味を持っていたので今年はサウジアラビアに行く事に。サウジアラビアは2019年までイスラム教以外の外国人が基本的に観光入国ができず、日本人も観光で行くことができないほぼ鎖国状態のような国でした。それが今後石油だけで発展できなくなるという考えのもと2019年に緩和政策へ転換し、その中の一つとして観光にも力を入れていく方向となり観光入国も晴れて解禁となりました。しかしサウジアラビアに行くにはサウジアラビア観光VISAの取得が必須となります。事前にインターネットで取得しましたが、何とVISA代金が約2万円と高額すぎてビックリ!まぁ行きたい国だから仕方なく払いましたが。。。痛い出費でしたが良い旅になることを願って出発です。

<1日目>
行きは羽田=>マニラ乗継ぎ=>バーレーン乗継ぎ=>リヤドと2回乗り継いで飛行機に乗ります。今回は往復で計7回飛行機に搭乗する予定です。


まず羽田=>マニラはJALに搭乗です。深夜発の便でしたがほぼ満席でした。4時間くらいのフライトでマニラに朝6時くらいに到着し、次の便の出発まで5時間半の乗継時間がありました。マニラ空港ではターミナル1=>ターミナル3のターミナル移動が生じるのが分かっていたので、事前にその移動方法を調べるとターミナル間のバス移動で所要時間45分くらい掛かるとの情報が、、、。そんなターミナル間の移動に掛かるわけないだろうと思って高を括っていたのですが、実際に入国審査も混んでおり、バスも30分おきにしか来ず、さらにターミナル1からターミナル3までのバス移動が空港外の普通の町の道を通り渋滞にもあい、他ターミナルにも寄ったりと本当にバスに45分くらい乗っていました。結局JALを降りたのが朝6時くらいだったのですが、ターミナル3に到着したのが8時と合計で2時間くらい掛かりました。このように使いにくい空港からマニラは世界一のワースト空港という評価もあるようです。


そんなこんなでやっとのことで、ターミナル3へやってきました。


ここからガルフ航空でバーレーンで乗り継いでサウジアラビアの首都リヤドまで向かいます。まずはマニラからバーレーンまで10時間の空旅です。


マニラを離陸しました。窓の外を見ると快晴ではないものの良い天気でした。


今回は日本には飛んでいないガルフ航空で行きます。ガルフ航空でSALEをしていて安く航空券を購入できたので奮発してビジネスクラス利用です。ビジネスクラスは26席あるのですが、この日の利用は自分含めて3名だけでした。ガラガラです。


到着2時間前の軽食です。オマーンとイランの間の海上を飛んでいますので間もなく到着です。




窓を見るとUAEの人口島や陸地が見えました。そろそろバーレンに到着です。


バーレーン空港に到着しました。それほど大きくない空港ですが、きれいでピカピカな空港です。バーレーンにて約4時間の乗継ぎ時間を待った後、今度はバーレーンからリヤドに飛びます。


リヤド行きの飛行機に搭乗しました。バーレーンから隣国サウジアラビアの首都リヤドまでは約1時間のフライトです。この後、無事リヤド空港に着いたのですが、21時ごろにもかかわらず入国審査は激込みで100人以上が並んでいました。窓口は2つしかなかったため、結局1時間以上入国に掛かってしまいました。この後タクシーでホテルまで向かい、ホテルの部屋に入ったときは既に23時過ぎでした。この日は移動が多く非常に疲れていたためシャワーを浴びた後すぐに就寝となりました。

<2日目>
今日は終日リヤド観光です。


昨日は夜遅くに着いたのであまり景色は見れなかったのですが、朝起床して部屋から景色を見ると、晴れており観光日和の天気のようです。


まずはホテルの朝食会場へ直行です。パン類も豊富でなかなか良さそうな朝食です。


食材も豊富で、彩り豊かな感じです。日本にない食材も多くあり、お腹が空いていたので色々試してみました。


朝食後は観光のスタートです。ホテルを出ると、リヤドで一番有名な栓抜きの形のキングダムセンター・タワーが見えました。キングダムセンター・タワーの展望台は後で行く予定です。リヤド地下鉄が2020年に開通すると言われていたのですがコロナで延期になり、さらに2023年には開通すると言われてたので街中でいくつも工事中の地下鉄駅を見たのですが、あと数年は開通しなさそうな工事の進捗状況でした。歩いて観光することで街の雰囲気を知りたいので、まずはホテルからサウジアラビア国立博物館(約7km、約1時間半)まで歩いて行きます。


途中、三角屋根で有名なアル・ファイサリア・センター・タワーも見えました。


朝9時ごろですが、歩いている人はほとんどいません。サウジアラビアは完全な車社会です。


ようやく1時間半ほど歩いてサウジアラビア国立博物館へ到着しました。




サウジアラビアの歴史や考古学を学ぶことができる博物館です。入館無料です。


一通り見終えたので、次はマスマク城塞まで2kmくらい歩いて行きます。途中で何かわからない建築物を撮ったのですが、後で調べると給水塔のようです。


マスマク城塞に着きました。1902年、クウェートで亡命生活を送っていた国王がリヤドを奪還する戦いに勝利した時の城塞で粘土と泥レンガで作られており、現在はサウジの歴史を紹介している博物館になっています。


奪還の戦いの際の歴史や装備などが紹介されています。


写真は歴代のサウジアラビア国王やそのファミリーのようです。
一通り見終わったので、この後キングダムセンター・タワーまで行く事にしました。ここまで10km近く歩いていたので、さすがに疲れておりタクシーかUberで移動しようかと考えていました。サウジアラビアではバスか車が移動手段ですがバスは行先がよくわからないので、結局タクシーより安いUberで移動する事に。今までUberを利用したことがなく、Uberは日本でいうところの登録制の白タクのようなもので、一般人が運転手のため安全性などが懸念されるので避けてきましたが、ここサウジアラビアではUberを利用しないと移動が難しいという記事も見たために仕方なく初のUberを利用することに。Uberのアプリから、今いる地点・目的地を入れて・近くにいるUber運転手の車の種類(金額も表示)を選択したところ、その車がGPSで今どこに走っているか表示されどのくらいで到着するか、運転手の顔写真、車のナンバーまでもアプリ上に表示されました。決済もアプリに登録したクレジットカードから決済でき、さらにチップの額も選択できます。無事にUberをピックアップし、キングダムセンター・タワーまで移動しました。運転手はサウジアラビアの民族衣装を着た地元の男性でしたが、サウジアラビアの運転は非常に荒すぎてビックリです。街中ではクラクションが鳴りまくり、車線変更はいつも隣の車にぶつかる寸前までどちらも引かず、急ブレーキは日常茶飯事。今まで行った海外の中で一番運転が荒いのはサウジアラビアだと確信しました。


何とか無事にUberでキングダムセンター・タワーまで行けました。


キングダムセンター・タワーの中はシッピングセンターになっており中を少し散策しました。この後ホテルへ戻って休憩を取り、16時以降に開園するリヤドシーズンという遊園地のような場所に行くことにしました。


夕方になったので、Uberでリヤドシーズンへ移動しました。リヤドシーズンは毎年冬の時期だけ営業する、いわば、〇〇〇〇ーシーと万博の中間のような期間限定のテーマパークで、毎年アップデートされます。期間限定なのは夏は45度くらいで暑すぎで屋外型のテーマパークは営業に適してない等の理由があるようです。入場料は約4000円ほどですが、写真映えするようなスポットがたくさんあり、非常に賑わっていました。


リヤドシーズンにはこのようなきれいな通路もありました。


これはエッフェル塔ですかね。。。多くの人が写真を撮っていました。サウジアラビアに来る前まで、サウジアラビアはイスラム発祥の地で戒律が非常に厳しく、女性は黒いアバヤを着て頭や髪を隠すヒジャブを着け目だけ出している女性しかいないと思っていましたが、若い女性を中心に1割~2割くらいの女性が、髪を隠さず歩いていました。また2018年まで女性の車の運転も禁止だったのですが、現在は街中で女性が運転している姿も見られました。これも2019年前後の緩和政策により変わった事のようです。


日本のエリアにやってきました。サウジアラビアの人から見た日本はどう捉えらているのか興味津々です。


日本エリア内を進んで行くとどこかで見たことのあるものが。。。


アニメグッズを売っている店名は、”オタク”となっていました。


あ~、下の金竜は中国っぽいし、さらに居酒屋が入っているビルだから「水産市場」とかそっち系の言葉を表したかったんだろうけど、「株式市場」だと全く違う意味になるからねぇぇ、、、(苦笑)。


エジプトエリアにやって来ました。






テーマパーク中央には人口の湖があり、至る所にレーザー光線やらきれいな建物がライトアップされています。確かに写真映えするきれいなテーマパークで、サウジアラビアのオイルマネーの凄さを感じられます。


リヤドシーズンを数時間楽しんだ後、Uberでキングダムセンター・タワーまで戻ってきました。これから栓抜き状のビルの緑に光っている最上階の展望台へ行きます。


入場料69リヤル(約3,000円)と高い!でも2度来ることはないだろうから展望台へ行きます。


エレベーターを1回乗り継いで数分で展望台まで到着です。最上階はつり橋のような通路になっています。






夜景が物凄くきれいでした。なかなか見れないきれいな夜景に感動しました。


夜景を堪能した後は、滞在のホテル「joudyan olaya riyadh」まで戻ってきましたがすごい色ですね。ここで2日目のリヤド観光は終了です。この後夕食を食べ就寝となりました。
明日はジッダへ移動します。

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