旅行ブログ(第11回 韓国 ソウル 旅行記​)

第11回目の旅行ブログは、「韓国  ソウル  旅行記」です。2月の連休に2泊3日で韓国ソウルへ1人で旅行してきました。およその日程は以下の通りです。

1日目 成田=>ソウル  (ソウル泊)
2日目 ソウル観光       (ソウル泊)
3日目 ソウル=>成田                                              


最近は遠めの海外ばかり行ってましたが、急に自分の中で韓流ブームがきてずっと韓国に行きたいなと思ってました。最近はソウル航空券もかなり高くなってしまったので、ANAマイレージで行こうかとずっと探してましたが、もちろん3連休など空いているわけもなく半ば諦め気味に。そのうちANAサイトから見ているとアシアナ航空が3連休中に空いていることが分かり、無事にソウル特典航空券を予約しました。なぜ空席があったのか不思議でしたが、後々韓国の旧正月にあたることが分かりました。以前にソウルの秋夕(旧お盆)の時期に行って、お店がほとんど閉まっておりロッテデパートのような百貨店くらいしか開いてなかった記憶が、、、。お店が開いてないと楽しさが半減しそうな気がしますが、キャンセルするのも勿体無いのでそのまま行く事にしました。ほぼ15年ぶりの韓国です。さてどんな旅になるのでしょうか。

<1日目>
出発の日です。朝9:00のアシアナ航空に搭乗予定です。始発電車に乗っても7:30くらいにしか成田空港に到着できないため、アシアナ航空の空港カウンターが混んでいたらどうしようという不安が少々あったのですが、行くのが遅かったせいかカウンターには数人くらいしか並んでおらず、すぐにチェックインできたため、杞憂に終わりました。


初のアシアナ航空搭乗です。搭乗口には多くの人がいました。これはかなり混んでそうです。


飛行機に搭乗しました。シートやモニターがかなり古かったのですが、ソウルまでは2時間半くらいですしとりあえず安全に飛んでくれれば良いかという思いです。


機内で少し寝て機内食を食べたらあっという間にソウルに到着しました。ソウル仁川空港は入国審査が激混みだという情報でしたが、確かに混んでいたものの、着いた時間が早めだったせいか30分くらいで抜けられました。この前行ったリヤドやマニラのほうが酷かったです。


ソウル駅まで仁川国際空港鉄道A'REX で行くつもりで、空港駅までやって来ました。ソウル駅まで直通列車と普通列車があるのですが、直通列車に乗るべく直通列車の改札まで来たところ、30分後の電車は既に満席でした。次は1時間10分後の電車なので、それなら普通列車で行ったほうが早いと思い、反対側の普通列車の改札へ行ったのですが、クレジットカードが使えないとのこと。未だ韓国ウォンに両替してないので両替所を駅の周辺に探しましたが見つからず、駅から空港内の両替所まで少し距離があり両替している時間を考えると面倒になり、結局クレジットカード決済できる直通列車で行く事にしました。切符を買った後、早めにホームのベンチで座っていようと思い、改札に切符のQRを読ませたのですが何回やっても通らず、近くのスタッフに聞いたところ出発30分前にならないと通れないとの事でした。


やっと30分前になり、改札を通過できました。直通列車の改札を抜けたところに「WOWPASS」の販売機があったので購入しました。「WOWPASS」とはSuicaのようなICカードで、地下鉄やお店等でキャッシュレス決済ができます。但しSuicaと違うのは、「WOWPASS」の中にお店で支払える「WOWPASS」チャージ部分と、地下鉄などで使える「Tmoney」チャージ部分はそれぞれ別々に分かれており、別々にチャージが必要です。つまりお店で使えるICカードと地下鉄で使えるICカードの2枚分がこの「WOWPASS」カードに入っているのですが、チャージや残額はそれぞれ2つに分かれているというICカードなのです。便利なのは「WOWPASS」へチャージする際は日本円でチャージできるため両替の必要がありません。注意事項として、仁川空港で購入した場合は「WOWPASS」にチャージした分だけでなく、予め「Tmoney」にも1万ウォンがチャージされてますが、市内で「WOWPASS」を購入した場合は「Tmoney」にはチャージがされてない状態ですので、更に地下鉄の券売機などで「Tmoney」にチャージしないと地下鉄に乗ることができません。


ホームに降りると多くの人が待っていました。電車は2席-2席並びでしたが、隣にきた大学生くらいの日本人女性2人組が前後で席が離れてしまったと話していたので、1人旅の私が席を代わりますよと申し出たところ「隣誰が来るか分からないのですが代わって大丈夫ですか?」と聞かれ、「1人旅だから誰が来ても大丈夫ですよ」と答えました。結局隣に来たのは関西人のおば様グループでした。そんなこんなで日本人に囲まれながら約45分かけてソウル駅に到着しました。


電車を降りてソウル駅を降りると、「あれ、ソウル駅が新しくなった?」と感じました。昔は東京駅みたいなデザインだったのに改装したのかなと考えながら、とりあえず歩くことが好きなのでホテルまで約3kmくらい(30~40分)歩いて行くことにしました。


ホテルは駅の反対側だったので線路を跨ぐ陸橋を見つけ歩いて行きました。この道は以前はソウル駅高架車道という車道でしたが、その後「ソウル路7017」と名前の歩行者専用道路に生まれ変わり、韓流ドラマでもロケの撮影スポットらしいです。


歩行者専用道路を歩いていると、東京駅に似ているソウル駅が出てきました。どうやら空港鉄道は反対口に到着したようです。


歩道から街のほうを見渡すと、車線が広い。一説によると有事の際に戦車走行や滑走路を想定しているらしいです。韓国は未だ休戦中という扱いでソウルから北朝鮮の国境まで50kmくらいしか離れてないから色々考えられて都市計画を策定したのだろうと感じます。


20分くらい歩いて韓国最大の繁華街である明洞に到着しました。旧正月だけど結構お店が開いているし、人も多く活気のある感じでした。明洞は原宿と渋谷を足して2で割ったような繫華街です。


2月のソウルの気温は東京より少し寒いくらいで、この日の気温は6度でした。


スーツケースを引きずりながら、ソウル駅から約40分くらいかけて今回のホテル「フォーポインツ バイ シェラトン 明洞」に到着しました。明洞から約10分くらいの距離です。


部屋に入ったところ広い部屋というわけではないのですが、きれいな部屋で満足です。


部屋は最上階の26階をアサインされたため、部屋から見える景色は遠くまで見渡せました。この日は既に夕方でしたので、周辺や明洞を散歩してコンビニでビールと簡単な夕食を買って部屋でくつろいだ後に就寝となりました。

<2日目>
今日は1日ソウル市内を主に歩いて観光する予定です。


まずはホテルの朝食です。ホテルの朝食は旅の楽しみの一つですので朝食が良さそうなホテルを選んでますが、宿泊した「フォーポインツ バイ シェラトン 明洞」は種類も多く、なかなか美味しかったので合格です。


朝食を食べた後、早速ソウル市内観光をスタートです。天気は快晴ですが東京より少々寒いです。気温は朝なので5度以下のようです。


まずは徳寿宮に到着です。入場料が1000ウォン(約110円)と書いてあったので入口で支払おうとしましたが、係員から今日は無料ですと言われました。旧正月などはこういった場所が全て無料になるとネット上で読んでいたので、なるほどねとチョット得をした気分になりました。


次は景福宮へ向かいます。銅像が見えてきました。スマホで調べてみると李舜臣将軍という銅像のようです。像の右奥に青い屋根が見えますが「青瓦台」と呼ばれる旧大統領府です。


さらに歩いて行くと別の銅像が見えてきました。ハングルが書いてあり意味が分からなかったので、、、、


スマホのgoogleレンズを通して、カメラを見てみると何と画面上に翻訳が出ます。画期的なスマホのテクノロジーに感動しました。これなら海外レストランのメニュー等すぐに訳してくれます。銅像はgoogleさん曰く「世宗大王」のようです、、、。


景福宮の正門「光化門」にやってきました。多くの人が韓服を着ていて写真を撮っています。景福宮は朝鮮王朝(李氏朝鮮)の旧王宮です。


中に入るとちょうど衛兵交代式を行っていました。皆さん写真を撮っていました。




さらに中に進むと多くの人が参拝していました。


五重塔の1階が国立民俗博物館になっています。


ここにも韓服を着ている人が多くいました。撮影スポットのようです。韓服を着ている人を見てると韓国人の方もいるのですが、半数以上が外国人のようです。京都を着物レンタルして歩く外国人のような感じでしょうか。


正門に戻ってきました。皆さん衛兵と写真撮影のために並んでいました。次は北村韓屋村に向かいます。


途中で韓服のレンタル屋さんを見つけました。皆さんここで着付けしてもらって景福宮に行くみたいですね。韓服を着ていくと景福宮の入場料が無料になるようです。


途中で行列がすごいお店がありました。調べてみると「ARTIST BAKERY」という超人気店の塩パンが有名だそうです。


景福宮から20分ほど歩き、坂の上に北村韓屋村がありました。ここは朝鮮時代から残る韓国の伝統家屋「韓屋」が密集する観光スポットです。高台なのでNソウルタワー(南山タワー)が見えます。午後はあのタワーへ行く予定です。




日本でいうと武家屋敷みたいな感じでしょうか。


北村韓屋村を一通り見終わって昌徳宮へ歩いて行く途中、坂の下で「onion」を見つけました。ここは韓屋をリノベーションした有名なカフェで、見た目も味も人気のパンを販売しており、すごく人気のお店です。入ってみたかったものの、すごく並んでいたため今回はスルーしました。


世界遺産の「昌徳宮」へ到着です。ここは李氏朝鮮時代の王宮で、1405年に建てられ約270年間正宮として利用されました。となりの「昌慶宮」と一緒に歩いて周ります。


中に入って伝統的な建物と静けさにに心落ち着く感じです。


30分ほど見回って、昌慶宮側の弘化門から出てきました。次は「宗廟」に行きます。


世界遺産の「宗廟」に来ました。朝鮮王室の歴代の王・王妃を祀った王家の霊廟です。『宮廷女官チャングムの誓い』のロケ地にもなったとの事です。しかし今は本殿の改修工事中ということで、残念ながら布が掛かっており実物は見れませんでした。
一通り敷地内を散策した後、次は明洞方面に戻りNソウルタワー(南山タワー)まで歩いて行く予定です。


Nソウルタワー(南山タワー)まで行く途中に清渓川が見えました。ここは韓流ドラマの定番のお散歩コースとして有名です。


明洞方面まで戻り、Nソウルタワー(南山タワー)のほうへ歩いて行きます。明洞からロープウェイ乗り場まではかなりの坂道です。


ロープウェイのチケット窓口に着いたのですが、待ち時間60分との張り紙が。歩いて行くこともできますが、Nソウルタワー(南山タワー)まではかなりの坂道で今まで歩き疲れたこともあり、待ってロープウェイで行く事にしました。往復で15,000ウォン(約1,700円)です。ロープウェイを待つ列は写真のようにすごく混んでいました。


結局60分ほど待ってロープウェイに乗り、Nソウルタワー(南山タワー)までやってきました。この時点で少し天気が悪くなり気温もかなり低くなりました。タワーの展望台へはさらに入場料21,000ウォン(約2,3000円)ほど掛かります。




展望台まで来ました。ソウル市内を見渡します。なかなか良い眺めです。


30分ほど展望台で景色を眺めた後、下に降りてきました。山間には少し雪が残っていました。


朝は快晴だったのですが天気が悪くなり、写真では見えないのですが雪が降ってきてかなり肌寒くなりました。天気予報は晴れだったのに、、、。次は地下鉄で「弘大(ホンデ)エリア」に行ってみます。


明洞から地下鉄を乗り継いで30分ほどで弘大(ホンデ)エリアに到着です。弘大(ホンデ)エリアは韓国一の美術大学「弘益大学」周辺エリアで、アートや音楽などのサブカルチャーの発信地で、歩行者専用の通りは、様々なショップやカフェ、化粧品店、ファッションブティック等が並んでいる若者の街です。確かに大学生くらいの人でかなり賑わっていました。


途中でカラオケ店がありましたが、外から歌っている姿が丸見えのお店です。日本には無いスタイルですね、、、。(苦笑)


この日も旧正月でしたが、ほとんどのお店も空いており若者たちでかなり賑わっていました。


ここは京義線スッキルと言う場所です。「スッキル」とは森の道という意味で公園内の散歩道はかつて京義線の線路後に遊歩道として整備されているようです。弘大(ホンデ)エリアを1時間ほど散策し、今日予定したソウル観光が終了しました。この時点ですでに夕方になっており地下鉄で一度ホテルに戻って休憩をした後、夕食を取る予定です。


ホテルへ戻り休憩した後、夕食を取るべく明洞にやってきました。目星を付けていたのがこの「黄金牧場」という焼肉店です。韓国では1人で外食する習慣がありません。外食はみんなで食べて交流するものであるという思想が根強く、1人で食事をしていると、寂しい人、変な人と見られるからです。特に焼肉は1人で食べない筆頭格の食事でしたが、韓国に来たからにはどうしても焼肉が食べたかった私は色々な旅行記を見て1人焼肉ができそうな店を探していたところ、何件かの旅行記にここで1人焼肉をしたという事が書かれていたためとりあえず行ってみました。


店内に入ってすぐに、「1人でも良いですか?」と日本語で聞くと「大丈夫ですよ」と言われたためホッとしました。通された席は4人掛けのテーブル席で店内はそんなに混んでおらず、注文もタッチパネルの日本語でできるため便利でしたが1皿2000円~3000円くらいと日本よりかなり割高です。また、写真のように韓国ではたくさんのおかずが出てきます。お客さんにたくさんの食材でおもてなしをという韓国の食文化です。


牛肉を注文して持ってきてもらった後、店員の方が全然来なかったので自分で焼いていたところ、女性店員の方が飛んできて「私が焼きます!」と言われて、焼いていた肉を皿に戻されてしまいました(苦笑)。韓国では店員の方が焼肉を焼いてくれるというのは知っていたのですが、あまりに来なかったのでお腹が空いていた私は待ちきれずにフライングしてしまいました。。。その後、生ビールを飲んでいたところ、隣席に座ろうとしていた日本人女性6人組から、「生ビール、めっちゃ美味しそう!!」と日本語で大声で言われてしまいました。おそらく私が日本人と気づいてないようで、少し恥ずかしかったです。私の前の席にも日本人男性2人組がいたため、なぜか日本人に囲まれながらの焼肉となりました。


牛肉が良い感じに焼けてきて、めちゃくちゃ美味しそうですね。女性の店員の方に「韓国の方は1人で焼肉を食べないのですか?」という質問をしたところ微妙な返事だったので、やはり韓国での1人焼肉は敷居が高いようです。その後焼肉食べ終えて満足した私は、夜の明洞を散策することにしました。


明洞は日中より夜のほうが賑わっていました。色々な屋台が出ており、歩きながら色々な屋台を見ているだけでも楽しくなります。


凄い人込みですね。


韓国ではたい焼きが人気なのか、たい焼きの屋台が多くありました。しかし4,000ウォン(約450円)って高くないですか?日本では150円前後で買えますけどね。


「Fish Cake」って何?美味しそうなのかそうでないのか微妙なネーミング。。。
この後、夜の明洞を散策後にホテルへ戻り就寝となりました。

<3日目>
今日は帰国日です。ソウル発は午後便ですのでチェックアウト時間まで、再度景福宮まで散歩に行ってその後明洞でお土産を買う予定です。


今日の朝食です。昨日と同じようなメニューで、いつも同じものを取ってしまう自分に気付きました。


部屋から景色を見ると快晴のようです。


ホテルでの朝食後、昨日と同じく景福宮まで散歩に出かけました。ホテルから30分ほど歩いて景福宮に到着です。今日も韓服を着た人たちが多くいますね。


今日も天気が良く、気持ちの良い朝です。雲一つない快晴ですね。


ホテルまでの帰り道、南大門を見ていく事にしました。ちょうど衛兵交代の時間なのか向こうから衛兵の方が歩いて来ました。


衛兵と南大門を一緒に写真に納めました。なかなか映える良い写真となりました。


お土産を購入しホテルへ戻りチェックアウトした後、ホテル目の前の地下鉄駅から1回乗り換えでソウル仁川空港へ向かいます。


仁川空港へ着きました。仁川はきれいでかなり大きい空港ですね。


出国審査を抜けてお土産屋などを散策していると、朝鮮王朝の衣装を着て何かのイベントをやっていました。


搭乗口に来ましたが、この日も3連休の最終日ということで成田行きの便はかなり混んでいるようです。


帰りもアシアナ航空に搭乗です。


飛行機は8割くらいの混雑率でした。行きの飛行機よりシートやモニターが新しかったです。


あっという間に2時間半のフライトで無事に成田に到着しました。

これで「韓国ソウル旅行記」は完了です。
最後に良い点と、注意点を記します。

【ソウルの良い点】
・日本語が通じたり、日本語対応している販売機も多い。
・治安が良い。
・近いから航空券が安くて行きやすい。

【ソウルの注意点】
・日本より食事や物価が高いことが多い。
・1人旅は外食で苦労する。
・Google Mapはほとんど利用できない。北朝鮮などへの機密情報なのでGoogle Mapは乗換案内などが表示されない。

最後まで読んでいただき有難うございました!
【了】

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