第12回目の旅行ブログは、「カタール ・ドーハ 旅行記」です。8月の夏季休業中に3泊5日でカタール・ドーハへ1人で旅行してきました。およその日程は以下の通りです。
1日目 羽田=>関西=>ドーハ (ドーハ泊)
2日目 ドーハ観光 (ドーハ泊)
3日目 ドーハ観光
4日目 ドーハ=>関西 (台風で関西1泊)
5日目 関西=>羽田
最近は中東ばかり行っている気がしますが、一部の国を除いて中東の国はオイルマネーで潤っており、街がきれいで治安も良い国が多く安心して観光できるため自分の中では中東ブームになっています。数年前まではヨーロッパブームだったのですが、1周まわって今では中東ブームです。夏の中東は気温45度くらいで、以前に8月にドバイへ行った経験がありその酷暑は経験済ですが、日本の8月も35度とかなのでそんなに変わらないだろうと高を括ってカタールへ行ってみました。
<1日目>
今回は羽田から関西まで国内線を乗り継いで、関西からドーハまでカタール航空直行便を利用します。実は前日までソウル旅行に行って来て前日夜に帰宅して、翌日にカタールに行くという強行スケジュールだったため少し疲れが残っていました。
まずは羽田から関西空港までの国内線からスタートです。関西空港まで約1時間半のフライトです。
時間通りに出発しました。眼下には東京湾の景色が見えます。
この後1時間半ほどで関西空港に到着しました。関西空港で3時間の待ち時間があります。
ドーハまで乗るカタール航空の搭乗口に来ました。この後搭乗し関西空港を離陸しました。
関西~ドーハ間のカタール航空は往復ともエコノミークラスで予約していたのですが、数日前にビジネスクラスへの有料UPグレードオファーが届き比較的安かったことと、ソウル旅行の後という事もあり若干疲れていたこともあって、UPグレードオファーをクリックしてしまいました。その為往路のみビジネスクラスです。夕食は非常に美味しかったです。CAさんから「どこに行かれるんですか?」と聞かれたため「ドーハです。」と答えたところ、「ドーハだけですか?ご自宅に戻られるのですか?」と聞かれてしまいました。カタールに自宅があるほどお金持ちではありません(苦笑)。カタール航空に乗る人がヨーロッパ方面の乗継ぎ客ですので、この酷暑の中にドーハを最終目的地とする人がいないことから、かなり驚かれました。
約10時間のフライトでUAEの夜景が見えてきました。もうすぐドーハ到着です。
無事に夜の23:30頃に、カタール・ドーハ空港に到着しました。ほとんどの方が乗り継ぎ方面に行きましたが、私を含めて数名が入国審査へ向かいました。
無事に入国審査が終わりましたがメトロの終電が深夜00:10くらいなので、メトロ空港駅まで急ぎます。
途中で空港を出てメトロ駅に入るまで外を数十m歩くのですが、外に出た瞬間めちゃくちゃ暑い。夜中なのにこの暑さはヤバいと感じました。
とりあえずホテルの最寄り駅まで切符を買います。乗車券どこまで行ってもは片道80円ですが、SUICAのようなICカードを買うのに400円掛かるので、紙のDay PASS(1日乗り放題券、240円)を購入するほうが安いのです。終電前なのでこの片道しか使わないのですが、1日券が240円ってびっくりするくらい安いです。
2019年にメトロが開業したばかりなので、駅はかなりきれいで近代的です。
メトロに約20分くらい乗車しホテルの最寄り駅に到着しました。既に夜中の0:30過ぎです。駅を降りた瞬間、高層ビル群がきれいに輝いていました。しかし、何とも言えない熱気が、、、、。暑い、暑すぎる。日本には無い暑さだと実感しました。
駅からホテルまで10分ほど歩きましたが、夜中とはいえ40度くらいで湿気もかなりある事から汗がドンドン出てくる状態で、ようやくホテルへたどり着きました。
無事にホテルへチェックインできました。今日のホテルは「JW MARRIOTT MARQUIS CITY CENTER DOHA」です。ホテルはビル群に囲まれていたものの、40階にアサインされたため夜景もきれいです。この後、長旅で疲れていたためシャワーを浴びてすぐに就寝となりました。
<2日目>
今日は「ザ・パール」という真珠の型をした人工島に行ってみようと思います。
起床して窓から外を眺めましたが、ドーハの高層ビル群が見えました。なかなか良い景色です。
そしてお楽しみの朝食の時間です。パンやおかずが種類豊富でエッグステーションもあり全てが非常に充実していました。お腹が空いていたため、かなりの量を食べてしまいました。
朝食後はドーハ観光です。まずは観光スポットの「ザ・パール」へ向かいます。
駅まで約10分の道のりですが、昨夜も暑かったのですが、朝は太陽が出てますので夜よりさらに暑い。おそらく42~3度くらいの気温かと思われます。汗が次から次へと出てきます。
ようやくメトロ駅に着きました。駅内はクーラーが効いていて涼しく、生き返りました。
今日行こうとしている「ザ・パール」は、その名の通り真珠の型をした人工島は、外国人が保有権を取得できる初めての土地です。ドーハを発つ飛行機の窓からも見れたりしますので、一度行ってみたかった場所です。
ホテルの駅から3駅で到着です。ネット情報でバスに乗って「ザ・パール」人工島へ入っていくとの情報をつかんでいたものの、駅にいたインフォメーションスタッフに聞いたところ、バスに乗るには現金不可でICバスカードを購入しないとダメだそうで、そのバスカードもバス乗車時には購入できず、都市部にあるバスセンターに行って購入しなければいけないという事。バスが止まっているのに乗れないことが分かり、急遽google mapで近くのバスセンターを探すことになりました。探してみるとホテル近くにバスセンターがある事が分かり、仕方なくまたホテル駅まで戻りました。結局時間をかなりロスしてしまいました。
バスカードを購入して再度戻ってきてようやくバスに乗ることができました。ベネチアに模した街があるということで、google mapを見ながら近くのバス停で降りてみました。バス乗車時間はたった5分ほどです。ベネチアを模した街があるということで、これもgoogle mapを頼りに歩いていってみることにしました。
今日はホテルを出発するのが遅く、またバスカードの件で時間をかなりロスしたため既に13時過ぎです。日中で一番熱い時間帯で、ネット気温情報を見ると45度となっていました。暑い、暑すぎる。人は全く歩いていません。
10分ほど歩いて、ベネチアの街並みに到着です。ここだけ見るとまるでヨーロッパの街並みです。
中東の方は昼間は暑いので外には出ず少し涼しくなる夕方から行動する文化の為、お店も日中は営業していませんでした。歩いているのは私1人で、たまに住人とみられる人を見かける程度でした。
外国人用の高級住宅地のような感じです。
高級ホテルもありました。未だバスを降りてから30分ほどしか歩いてないですが、暑すぎて頭がクラクラしてきました。この後近くのバス停をgoogle mapで確認して行ったのですがどうしても見つからず、さらに20分程まるで砂漠を歩いている人のごとく彷徨ってました。売店もなくジュースも買えないため、熱中症になる目の前でクラクラです。
ようやくバ停を見つけました。写真の待合室のような建物ですが中に入るとクーラーが効いているバス停でした。カタールには外が暑すぎてクーラーが効いている待合室付きのバス停があります。その後バスに乗り込み無事ホテル駅まで生還しました。
ホテルへ戻る途中、ホテル横のショッピングモール内にあるスタバで休憩しました。未だ15時でしたが、もう体力が残ってないためホテルのプールで泳いだ後、早めに就寝となりました。
<3日目>
昨日はだいぶ早く就寝したため、体力が全回復しました。3日目は、カタラ文化村・スークワキーフ・ヴィラジオモールへ行ってみたいと思います。
今日の朝食も何回かお代わりしお腹は満たされました。
朝食を食べた後、ホテルから駅へ向かいますが今日も朝から暑い。
駅に到着しました。高層ビル群がありさすがにオイルマネーで潤ってますね。第二のドバイとも言われているようです。
駅の売店に寄ってみましたが、何とポカリスエットとオロナミンCが売ってました。昨日水を持っていかなかった反省点を生かし、ポカリスエットを買いました。値段は170円くらいで日本とほぼ一緒です。
コーラのペットボトルは約100円でした。あれ安い!!。最近日本より安い国がなかったので逆にビックリです。
メトロを2駅だけ乗って、「カタラ文化村」に到着しました。「カタラ文化村」は文化の発信地として建造され、伝統的なアラブ建築や中東の街並みやカタール文化を体験することができる文化と商業の複合施設です
駅を歩いてすぐに「カタラ文化村」に到着しました。朝10時ですが気温は43度。また酷暑の中散策です。
歩いているとモスクも見えました。
「カタラ文化村」のシンボル的建物、鳩小屋です。
海沿いまできました。海近くまで行ってみたかったのですが、出入口が封鎖されており遠目から海を眺めてみました。
「カタラ文化村」の敷地内を散策しますが、人はほぼいません。お店も夕方から営業なのかほぼ閉店しています。
ところどころポカリを飲んで散策していたものの、30分で暑さの限界をむかえました。とりあえず地下鉄駅へ戻り、次は「スーク・ワキーフ」というアラブ伝統の市場に行きます。
メトロで乗り換えて30分ほどで到着です。ここ「スーク・ワキーフ」はカタール最大の市場で、伝統的な衣服、スパイス、手工芸品、お土産を販売しています。伝統的なアラブの雰囲気で、まるで迷宮のように入り組んでいます。
まさにアラブ的な雰囲気がある市場ですね。しかし、ここも日中は観光客はほぼいません。店員もお店の中のクーラーが効いているところで涼んでおり、ほぼ外にはいませんした。
市場の外には大きな広場があり、モスクも見えます。おそらく夕方くらいから賑わいを見せる場所だと思います。「スーク・ワキーフ」を一通り見たので、「ヴィラジオ・モール」という巨大ショッピングモールへ向かいます。
ここ「ヴィラジオ・モール」はヴェネチアの街並みを模した巨大モールなのですが、屋内とは思えない施設があり、有名な高級ブランドやカルフール等のお店だけでなく、屋内遊園地、アイススケート場、運河とゴンドラなどがあるカタール一の巨大ショッピングモールです。
隣にはハリーファ国際スタジアムがありました。このスタジアムは2022サッカーW杯で、日本対ドイツと日本対スペインの大逆転劇が行われたスタジアムとして有名です。
「ヴィラジオ・モール」の入口です。
中に入ると直ぐにこのような内装が、、、。すごい写真映えしますね。
途中でカルフール(スーパーマーケット)に寄ってみましたが、商品揃えもかなり豊富です。写真の大きいスイカが1kg3.5カタールリヤル(約140円)です。かなり大きいですが、味はどうなのかな??
モール内にはベネチアのごとく運河が流れ、ゴンドラ乗りもいました。金持ち国のモールはすごいですね。
モール内の至る所がヨーロッパの街並みのようです。
室内遊園地もありました。ジェットコースターもあります。
またスケート場もあります。そういえば屋内スケートはドバイモールにもありました。中東の人にとって雪やスケート場は憧れのようです。
写真のような小型二階建てバスもありました。これ最初見たときは子供用の置き物だと思ったのですが、大人を乗せてモール内を走ってました。「モール内を走るんかい!?しかも大人が乗るんかい!?」って感じです。この後1時間ほどクーラーが効いた涼しいモール内を散策し、本日の観光を終えホテルへ戻ることにしました。
ホテルの部屋へ戻り一休みした後、ホテルのプールで優雅に泳いでいました。暑いときはプールが良いですね、リゾートに来ている気分になります。アルコール類が絶対禁止の隣国サウジアラビアと違い、ここカタールで外資系のホテルではアルコールを提供しているホテルもあります。このホテルもアルコールを提供しており、プールバーで生ビールのメニューがあったので金額を見てみると何と2,400円でした。さすがに飲むのをやめました。この後今夜深夜便で帰国します。
深夜便で帰国するため21時頃にホテルをチェックアウトし空港へ向かいます。帰りもメトロなので駅まで歩いて行きます。
駅に着きました。カタールのこのきれいな夜景を見るのも最後です。
ドーハ空港へ到着しました。23時過ぎですが混んでますね。
出国審査を抜け、ドーハ空港のシンボルの「熊のぬいぐるみ」です。この「熊のぬいぐるみ」はアーティストから落札したそうですが約7億円です。でも今はドーハ空港と言えばこれというくらい有名な熊になったため、その金額分は回収できたかもしれませんね。
<4日目>
日が変わり深夜便で関西へ帰ります。
帰りはエコノミークラスです。搭乗率はぼぼ満席でした。しかし中東の航空会社はクーラーを効かせすぎでいつも寒すぎです。毛布をかぶっても寒いくらいでした。この旅は暑かったり、寒かったりとで体温調節がとても大変でした。
約10時間のフライトで無事に関西空港へ到着しました。しかし、このまま羽田へ国内線を同日乗継ぎして帰宅する予定でしたが、台風が関東直撃し帰宅できないことに。前日に国内線欠航が決まっていたので仕方なく関西空港近くにホテルを予約し、関西で1泊となりました。
<5日目>
台風のため関西で1泊し、早朝便で羽田へ戻ります。
この飛行機で関西空港から羽田まで帰ります。
窓からは富士山が見えました。昨日まで台風が関東にいたとは思えないほどの台風一過でした。
これで「カタール・ドーハ旅行記」は完了です。
カタールは観光スポットは少ないとの情報でしたが、小国でも観光スポットもあり非常に良い国だと思いました。但し夏に行くには注意が必要です。この旅で「暑い」という言葉を何回言ったことか、、、!!(苦笑)。でも行く価値がある国です。
最後に良い点と、注意点を記します。
【カタール・ドーハの良い点】
・空港や街並み、ホテルもきれい。
・治安が良い。
・物価は比較的安い。
・メトロなど交通インフラもあり移動はしやすい。
【カタール・ドーハの注意点】
・夏は気温45度くらいになるため日中の観光は厳しい。
・カタールは秋田県くらいの広さなので、長期滞在には向いていない。
最後まで読んでいただき有難うございました!
【了】
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